応用情報技術者試験で年収アップは可能？転職で評価されるスキルを解説！

応用情報技術者試験が本当に転職で良い影響を与えるのか気になりますよね。

本記事では応用情報を転職でどのように役立てる事ができるのか、具体的に解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

応用情報が転職に役立つ理由

応用情報を保持している事で、次の3点で転職に役立てる事ができます。

中堅技術者レベルのITスキルを証明できる

応用情報技術者試験を保持していると、転職の際にある程度高いITスキルを持った人材として評価されるでしょう。

もちろん会社によって評価の仕方は異なりますが、少なくとも社会人1～3年目のような初心者としての評価を受ける事はなくなります。

そのため、転職市場でもITパスポートや基本情報保持者と比較して、優位に転職を進める事ができるでしょう。

信頼を勝ち取ることができる

応用情報技術者試験を保持している事で、国家資格として経済産業省が認定している点から、客観的に高度なIT知識と実務能力を有していることが証明できます。

また、プロジェクトマネジメントや情報セキュリティ、システム設計など幅広い分野を体系的に理解している人材として評価されやすいです。

採用担当者にとっても「即戦力として育成コストが少ない人材」と映るため、書類選考や一次面接で大きな好印象を与える要素になるでしょう。

結果として、同じスキルレベルの候補者が並んだ際にも、採用側の最終判断を後押しする“信頼の裏付け”として機能します。

年収アップや昇給の交渉材料になる

応用情報者試験を保持している事で、IT初心者ではなく中堅技術者として年収交渉を実施できるようになります。

上手くこれまでの実務経験と資格を組み合わせてアピールする事ができれば、高い給与の企業にも十分に就職できるでしょう。

また、給与交渉だけではなく昇給材料にも応用情報を活用する事ができます。
例えば、次の企業で資格手当が支給されます。

企業名	手当／報奨金の内容
SKY株式会社	月額：7,000円
日創工業株式会社	月額：5,000円
株式会社MIC	月額：10,000円 一時金：50,000円
株式会社コガソフトウェア	月額：13,000円
株式会社KCS	月額：10,000円

上記の通り応用情報を取得する事で、月1万円程度の給与アップも十分に可能でしょう。

応用情報が転職に役立たないケース

外資系企業では評価されにくい

応用情報は一定程度高度なIT人材として認知されている国家資格ですが、外資系企業の採用現場では必ずしも高く評価されるとは限りません。

理由として、海外ではIPA（情報処理推進機構）による国家資格制度自体が知られておらず、国際的な採用基準の中では認知度が低いためです。

特にグローバル企業では、ベンダー認定資格（AWS認定ソリューションアーキテクト、Cisco CCNAなど）といった、国際的に通用するスキルセットの方が重視される傾向があります。

ベンチャー企業では評価されにくい

応用情報技術者試験は、IT知識の幅広さを証明できる国家資格ですが、ベンチャー企業でも評価されにくい傾向があります。

変化の早いスタートアップ環境では、資格で得た知識よりもやブロックチェーンなどのAI最新技術への適応力や実装力が求められます。

そのため、ベンチャーで評価されるためには、資格よりもポートフォリオや開発実績を通じて実力を示すことが重要です。

応用情報の具体的な活用方法

応用情報技術者試験のみならず、これまでの実務経験と掛け合わせる事が転職成功の近道です。

もちろんIT企業での経験のみならず、他業界での経験も大きな武器となります。

【ケース①】コンサル業界への転職

IT/非IT業界務経験 × 応用情報

コンサル業界への転職では、「ITスキル」と「実務を通じた業務経験」が求められます。

もちろん、金融・メーカー・医療・公務員等のIT業界以外での経験も大きく役に立ちます！

学習によって培った、応用情報による裏付けのあるITスキルとこれまでの業務経験を掛け合わせてアピールする事で、大幅な給与アップを期待できるコンサル業界にも転職可能でしょう。

特に以下のような職歴の方は、強力な掛け合わせとして有効です。

上記に当てはまる方は次のサービス利用をおすすすめします！

MyVision

コンサル業界特化の転職支援サービス

URL：コンサル転職ならMyVision

【ケース②】大企業・研究開発職への転職

大学院・博士課程の経歴 × 応用情報

大学院卒・博士卒の方は、研究を通じて培った高度な専門知識や論理的思考力が大きな強みです。
しかし一方で、「実務レベルでITスキルをアピールできる経験がない」と感じる方も多いでしょう。

そこで、応用情報技術者試験資格の保有をアピールする事で不安を補う大きな武器になります。
上記資格により、中堅技術者レベルのITスキルを保有している証明が可能となります。

つまり、研究で培った専門性に加えて、組織でITを実践的に活かせる人材としてアピールすることができるのです。

大学院・博士課程の経歴 をお持ちの方は、
次のサービス利用をおすすめします！

アカリクキャリア

院卒者（修士・博士）専門の転職支援サービス

URL：大学院卒（修士・博士）専門の転職サポート【アカリクキャリア】

転職活動時の注意点

社員の口コミ掲載サービスの活用

転職を考える際は、求人掲載に記載されている情報ではなく、現場のリアルを知ることが大切です。

入社後のミスマッチを防ぐためにも、社員口コミサイトのオープンワークを活用しましょう。

実際の働き方や環境を把握でき、ブラック企業を避ける有効な手段となります。

今すぐ転職予定がない方も、将来に備えてオープンワークをチェックしておく事がおすすめです！

オープンワーク(OpenWork)

→転職を成功させたい方・将来的なキャリアアップを検討している方は要チェックです！

URL：国内最大級の社員クチコミ【オープンワーク】

※口コミ閲覧や転職活動への利用を行うためには履歴書(レジェメ)の登録が必須です。

OpenWorkを有効活用するためにも、3分程度でざっと記載してしまいましょう。

経歴と資格を履歴書に必ず記載

転職サービスを使うとき、経歴や資格を履歴書に記載しない人も多くいるでしょう…

しかし応用情報レベルの資格を記載しない場合、巡り合える求人情報の質や紹介される給与基準も大きく変わります。

また、転職時の選考通過率が変わる可能性も大いにあるでしょう。
手間でも必ず忘れずに記載しておきましょう。

基本情報の取得前でも転職は初めて良い

応用情報技術者試験などの資格を取得した後にから転職活動を始めよう」と思っていませんか？

もちろん資格はアピール材料になりますが、取得前でも転職活動は始めて問題ありません。

特に20代～30代前半の社会人の方は転職活動を優先的に始める事をおすすめします。

まずはオープンワークのダウンロードなど、ハードルの低い箇所から一歩踏み出してみましょう！。

さいごに

応用情報技術者試験は国家資格として、一定程度の高度なITスキルを保持している事を証明できる、転職活動の成功に大きく有効な資格です。

まずは転職活動に少し取り組んでみて、どんな企業が世の中にあるのかを知っておく事が重要です。

「待つ」のではなく、自ら主体的に動く事で、自部の理想のキャリアをつかみ取りましょう！