IT業界への登竜門ともいえる「基本情報技術者試験」。
この資格に合格するには、過去問の活用が最重要ポイントといっても過言ではありません。
この記事では、
- 基本情報技術者試験の過去問を入手する方法
- 効率的な使い方
- 学習に役立つおすすめ書籍やサービス
- 合格後のキャリア形成へのつなげ方
を詳しく解説していきます。
はじめに|過去問が「最強の教材」とされる理由
基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が主催する国家資格です。
毎年10万人以上が受験し、ITエンジニアの登竜門として広く知られています。
この試験には「午前試験(知識系)」と「午後試験(応用力)」があり、過去問の傾向をつかむことで合格率を大きく高めることができます。
なぜ過去問が重要なのか?
- 出題傾向が似ている
- 同じような問題が繰り返し出題される
- 時間配分や形式に慣れることができる
つまり、過去問を制する者が基本情報を制するのです。
過去問をwebサイト入手する方法【公式サイト&無料サイト】
✅ IPA公式サイト(情報処理推進機構)
最も信頼できる過去問入手先はIPA公式サイトです。
毎年の午前・午後の問題と解答がPDFで公開されています。
ポイント
- 過去5年分(春・秋)をダウンロード可能
- 回答・解説付き(午後問題の一部に丁寧な解説あり)
- 試験形式に慣れるには最適
✅ 過去問道場(解説あり)
公式にはない“解説付き”で演習できる無料サイト
特徴
- 午前問題は○×形式で演習可能
- 解説が丁寧&選択肢ごとの根拠も記載
- PC・スマホどちらでも対応
「ながら勉強」でも活用しやすいのが魅力です。
おすすめ過去問書籍3選【紙書籍で学習したい方向け】
過去問は紙で解きたい方には、以下のような市販の過去問集がオススメです。
📘『基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』(令和7年度版)
- 紙面で「本試験問題+対策問題」4セットを収録
- 書籍購入者向けに過去22回分(旧制度)の「午前」問題+解説PDFが特典として付属
- 加えて、新制度試験(令和4・5年度)の問題2回分も収録
→ 合計で旧22回+新2回=24回分の過去問を活用できます。
※令和6年度版は旧22回の過去問が掲載されているのみなので、令和7年度版以降の参考書がおすすめです。
👉 旧22回+新2回+対策演習4回分が収録されている初学者にもおすすめのロングセラー参考書です。
📙『うかる!基本情報技術者 』

- 午後試験の各分野の過去問を解説付きで掲載
- 初学者・非プログラマでも理解しやすい対話形式の解説構成
- 最新版(2022・2023・2024版など)が毎年更新されており、直近年度分の過去問も網羅
👉 過去問を活用して午後対策を行いたい方はぜひ活用してみると良いでしょう。
また、基本情報技術者試験で役立つ参考書についてさらに知りたい方は次の記事を読んでみてください。

スマホ学習に最適なアプリ&サイト
「通学・通勤のスキマ時間で勉強したい」そんな方はアプリ学習もおすすめです。
📱 基本情報技術者試験(科目A・科目B)全問解説
- iOS/Android 両対応(無料・広告あり/非表示プラン有)
- 分野別ドリル:918問収録、過去問:13回分(午前・午後)収録
- 令和6年度の最新問題にも対応済
- 全問への詳細な解説や苦手復習が可能なチェック機能付き
👉 過去問が13回分も収録されており、10分だけ過去問を解きたい際にはおすすめの考書です。
過去問の効果的な使い方|3ステップで合格へ
過去問は、ただ“解くだけ”では不十分です。以下のような手順で進めていきましょう。
① まずは午前問題で基礎固め
- 午前は選択式なので暗記系の対策から
- 3〜5年分を繰り返し解いてパターンをつかむ
- 間違えた問題には付箋やチェックをつけて復習
② 午後問題は「解法パターン」に慣れる
- 情報セキュリティ、アルゴリズム、SQLなどは頻出
- 特にプログラミングは「考え方の順序」が大切
- 書籍や動画解説で“考え方”を学ぶ
③ 模試形式で時間を意識して解く
- 本番の時間配分に慣れるためにも模試形式で挑戦
- IPA公式PDFを印刷し、本番形式で練習
- 自己採点&反省で次回につなげる
基本情報合格後にキャリアアップを目指そう!
基本情報技術者試験に合格したら、その資格を武器にキャリアアップを狙うのがチャンスです。
基本情報は転職に役立つのか?気になった方は下記の記事で解説しています。

まとめ|「過去問×戦略」が合格の近道
基本情報技術者試験の合格には、正しい情報と戦略的な学習が不可欠です。
- 無料の過去問サイトを活用
- 書籍やアプリで反復学習
- 午前午後それぞれの特徴を意識
- 合格後は資格をアピールしてキャリアに直結
これらを意識することで、独学でも十分に合格は可能です。
あなたのITキャリアの第一歩を、基本情報技術者試験の合格から始めてみませんか?
ぜひ、今日から本記事で紹介した方法を活用して学習をスタートしてみてください。