ITパスポートは転職に役立つ？別業界で働くIT未経験の20代は有利！

ITパスポート試験は多くの社会人が受験するIT関連の国家資格です。

この記事では、ITパスポート試験が転職に役立つのかどうか分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ITパスポートは転職に役立たない？

ITパスポートが転職に役立たない場合もあります。

ITパスポートを役立てる事で転職できる可能性が低いケースは次の通りです。

若手ではない方(30歳以上の方)

30歳以上の転職では、資格よりも実務経験や成果が重視される傾向にあります。

ITパスポート試験はあくまで「ITの基礎知識」を証明するものであり、即戦力を求める企業にはアピール力が弱いことが多いです。

20代若手のポテンシャル採用とは異なり、中途採用では「業務にどう貢献できるか」が問われるため、ITパスポートだけでは不十分です。

30代以降であれば、最低でも基本情報技術者試験以上の上位資格も併せて取得しましょう。

ITパスポート単独で転職に挑む方

ITパスポートは国家資格ではありますが、あくまでITの入門レベルです。そのため資格のみを自己PRの中心に据えると、「スキルが浅い」と判断されるリスクがあります。

企業側は、資格よりもポートフォリオや業務経験などの具体的な貢献できる箇所を求めています。

ITパスポートは基礎知識の証明として少し活用する程度にとどめておき、それ以外のアピール材料をメインにして転職活動に挑む事が重要です。

外資系企業を目指す方

外資系企業ではIPA関連の資格の知名度がそもそも低く、評価されにくいのが現実です。

IPA資格よりもAWSやMicrosoft系資格など、国際的に通用するベンダー資格の方が重視されます。

外資企業を目指す場合は、グローバルなスキルセットと英語での面接対策が欠かせません。

上記3点に該当した方

上記３点に該当してしまった方にとって、ITパスポートを活用した転職は困難を極めるでしょう。

しかし、資格ではなくこれまでの経歴を活かして転職活動に挑むことで、成功できる可能性は大きく高まります。

ぜひ本危機時の内容を参考に、経歴を活かして転職する事をお勧めします。

ITパスポートが転職に役立つ理由

若手の方(20代の方)

ITパスポート試験は20代の若手に限り、転職に対して良い効果が期待できる資格です。特に新卒や第二新卒など、実務経験が浅い層にとっては「ITの基礎を理解している」アピール材料になります。

企業側もポテンシャル採用を重視する年代であれば、学習意欲や成長余地を評価してくれるケースがあります。

しかし、あくまで“補助的な要素”に過ぎないため、これまでの経験をメインにして転職活動に挑む事が重要です。

別業界で働いている方(金融/メーカー/医療/公務員)

これまでの経歴は転職に大きく役立ちます。また必ずしもIT企業で働いていた経歴は必要ありません。むしろ、金融・メーカー・医療・公務員等の別業界での経歴は大きな強みです。

どの業界でもITの導入が必須になっている現代において、各業界の経験は優位に働きます。
若さ×別業界で働いた経歴を活用して、転職活動に挑戦しましょう。

また転職を成功のために、資格の有無よりも「転職に挑戦する行動」が何よりも重要です。
特に20代という「若さ」を強みとして生かすためにもスピードが重要になります。

まずは転職サービスを何か一つ利用する事から、転職活動を始めてみましょう！

経歴を活かして転職活動に挑戦

ITパスポート試験単体では間違いなく、転職に成功する事はできません。
しかし、これまでの経歴を活かす事で転職に成功できる可能性は大きく高まります。

もちろんIT企業に勤めていなかった方も他業界の経験を積む事が出来ているので、ぜひ他業界での経歴を活かした転職活動に取り組みましょう。

【ケース①】コンサル業界への転職

他業界の経験 × ITパスポート

ITパスポート試験で培った知識と他業界での実務経験と組み合わせる事で、次の通りコンサル業界での転職が可能になります。

上記はあくまで例になりますが、他業界での経験は様々な方法で活かす事ができます。

他業界での実務経験を全面に出したアピールが未経験からのコンサル転職成功のカギとなります。

MyVision

コンサル業界特化の転職サービス

URL：コンサル転職ならMyVision

【ケース②】大企業・研究開発職への転職

ポイント：大学院や博士課程の経歴を活かす

大学院・博士の経歴 ×ITパスポート

大学院での研究経験や専門知識は、企業にとって「深い専門性」や「論理的思考力」の証明として高く評価されます。

アカデミックなバックグラウンドを適切に言語化すれば、転職市場での大きな強みになります。
ぜひ大学院出身の方は「専門性＋思考力」を軸に、自分の価値を企業に伝えてアピールする事をお勧めします。

アカリクキャリア

修士卒・博士卒専門の転職支援サービス

URL：大学院卒（修士・博士）専門の転職サポート【アカリクキャリア】

転職活動を行う上での注意点

口コミを転職に活用しよう

転職活動を進める中で、企業の公式サイトやパンフレットだけでは見えてこない「職場の実情」は必ず存在します。
そのため、実際に働いている社員による口コミをチェックすることは非常に重要です。

ブラック企業回避に必ず活用しましょう！

またすぐ転職を考えていない方でも、年収や残業時間など、企業の実情を把握する上で有用です。

ぜひダウンロードしてみてください！

オープンワーク(OpenWork)

→ブラック企業を避けたい方・将来的なキャリアアップを検討している方は要チェックです！

URL：国内最大級の社員クチコミ【オープンワーク】

※口コミの閲覧や転職活動への利用を行うためには履歴書(レジェメ)の登録が必須です。

オープンワークを有効活用するためにも、3分程度でざっと記載しましょう。

上位資格を目指す前に転職活動を始めよう

やっぱり「更なる上位資格を取ってから転職活動を始めよう」と思っていませんか？

もちろん一定難易度以上の資格は強力なアピール材料になりますが、上位資格の取得前でも転職活動は始めて問題ありません。

近年では「ポテンシャル」や「成長への意欲」を重視した採用を行っている企業が増えています。

そのため、23歳～29歳の社会人は特に転職活動に早めに取り組んでみることをおすすめします。

転職サービスを活用することで、自分に合った求人情報や転職の適切なタイミングが見えてきますし、将来のキャリアパスや資格の必要有無等も明確になるでしょう。

迷っている際は転職アプリのダウンロードなど、ハードルの低い箇所から一歩踏み出しましょう！

まとめ

いくら20代でもITパスポート試験単体で転職成功に至る事はできません。
しかし、20代であれば自分の経歴を押し出すことで、スキルを証明する小さな武器となります。

転職においては「待つ」のではなく、自ら主体的に動くことが成功のカギとなります。

一歩ずつでも行動することで、きっとあなたのキャリアは前進していきます。

理想のキャリアを自分の手で掴みましょう！