【2025年版】ITパスポート試験におすすめの参考書&オンライン教材6選

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ITパスポート試験に合格するには、自分の知識レベルや目的に合わせた参考書を選ぶことが非常に重要です。ですが、書店やオンラインショップでは数えきれないほどの教材が並んでおり、「どの参考書を選べばいいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、2025年版の最新試験傾向に対応したおすすめの参考書をご紹介します。
実際にITパスポート試験に合格した方の勉強方法や活用した参考書についても記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ITパスポート試験の概要

ITパスポート試験とは

ITパスポート試験は、ITに関する基本的なリテラシーを問う国家資格です。試験の実施主体は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)で、難易度は「レベル1」に分類されています。

この試験に合格することで、情報技術の基礎的な知識を身につけていることを客観的に示すことができるため、IT職以外のビジネスパーソンや学生にも人気があります。履歴書にも記載でき、就職やキャリアアップの武器としても活用可能です。

引用:参考: IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「試験区分一覧」

試験制度と出題形式【CBT方式】

ITパスポート試験は、コンピュータを使ったCBT(Computer Based Testing)方式で実施されています。2011年以降はすべての受験がCBT形式となっており、自分の都合に合わせて全国の試験会場で受験が可能です。

項目内容
試験時間約120分(※問題数と試験システムにより若干前後あり)
合格基準総合評価600点以上(1000点満点)
ストラテジ/マネジメント/テクノロジ分野で各300点以上
回答方式全問マークシート形式(四肢択一)

参考書の選び方

ITパスポート試験を突破するためには、自分に合った参考書を選ぶことが学習効率を高める最大のカギです。ただし、人気ランキングや売上数だけで選んでしまうと、「難しすぎて挫折した」「内容が古くて役立たなかった」といった失敗につながることもあります。
そこで本記事では、参考書を選ぶためのポイントを4つに整理して解説します。IT初心者や文系出身者の方でも、自信を持って取り組めるようなアドバイスも掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

  1. 最新の出題傾向に対応しているか確認すること
  2. 自分の理解度や知識レベルに合った参考書を選ぶこと
  3. ITパスポート合格者の体験談を参考にすること

①最新の出題傾向に対応しているか確認すること

ITパスポート試験における近年のシラバスと試験要綱の変更ポイントは次の通りとなっています。
特にシラバスVer.6.2試験要綱Ver.5.3への改定は試験範囲や出題される問題に大きな影響を与えているので、把握しておく必要があります。

区分バージョン公開日/発効時期主な変更点
シラバスVer.6.22023年8月生成AI関連の用語を含む多数の新用語を追加
Ver.6.32023年12月用語整理・追加。生成AI以外の技術ワードも補足
Ver.6.42025年4月「プロバイダ責任制限法」を削除し、「情報流通プラットフォーム対処法」を追加(追加用語は1語)
試験要綱Ver.5.32023年12月出題範囲の一部見直し(ITパスポート以外の試験含む)
Ver.5.42025年4月シラバスと整合し、「プロバイダ責任制限法」を除き、「情報流通プラットフォーム対処法」へ変更

上記の表のとおり、ITパスポート試験の参考書を選ぶ際はシラバスと試験要綱のバージョンを必ず確認するようにしましょう。近年の改訂では生成AIや情報流通プラットフォーム対処法といった新トピックが出題対象になっており、古い版ではこれらに未対応の可能性があります。
特にシラバスVer.6.3と試験要綱Ver.5.3への改定時に出題内容が大きく変わっているため、2023年12月以降に出版された参考書を選ぶようにすると良いでしょう。

②自分の理解度や知識レベルに合った参考書を選ぶこと

ITパスポート試験に合格するためには、自分の知識レベルや学習経験に合った参考書を選ぶことが大切です。たとえば、ITが初めての人は図解ややさしい言葉で解説された入門書がおすすめです。一方で、ある程度知識がある人は過去問中心の問題集や短期合格向けのテキストを選ぶと効率的です。近年はシラバスの改訂により、生成AIなどの新用語が追加されているため、最新の出題傾向に関する知識レベルも踏まえると良いでしょう。自分の理解度や知識レベルに合わせた参考書を選ぶことで、無理なく学習を進められ、合格に近づけます。

③ITパスポート合格者の体験談を参考にすること

実際にITパスポート試験を突破した受験者の声は、非常に参考になります。特にどの教材を使ったか」「どのように学習を行ったのか」「どれくらいの期間学習を行ったのか」といった具体的な内容は独学者にとって大きなヒントになります。
当サイトや本記事にもITパスポートに関する合格体験記を掲載しているので、「自分と似た境遇の人」の成功例を探してみましょう。参考書の選び方に迷ったときこそ、先人の知恵を活用するのが得策です。

おすすめの参考書・オンライン教材

ここから先はITパスポートに合格したユーザーの体験記・IT資格コミュニティ内での声・ネットでの評判を元に参考書をセレクトしてを紹介します。
ぜひ参考書選びの材料としてご活用ください。

いちばんやさしいITパスポート

ポイント:効率よく試験対策を行いたいIT初心者におすすめの参考書

ITパスポートを初めて学ぶ方でも安心して取り組めるように設計された一冊です。イラストや図解を多く取り入れており、ITに関する予備知識がなくても理解しやすい構成になっています。「試験によく出る順」に学べるスタイルを採用しているため、重要ポイントを効率よく習得できるのも特長のひとつ。また、教科書と問題集がセットになっているため、基礎知識のインプットと確認テストによるアウトプットが同時に進められます。当サイトの合格体験記でも多くの受験者に選ばれていることから、ITパスポート試験に初挑戦する方には特におすすめの参考書です。

ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集 

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ポイント:本番に近い実践形式で学習したい方にお勧めの参考書

本試験に近い形式の問題を豊富に収録した実践型の問題集です。最新の出題傾向を反映しており、CBT形式に対応した解説とレイアウトで、実際の試験に向けた対策がしやすくなっています。全問にわかりやすい丁寧な解説が付いているため、苦手分野の克服や知識の定着にも効果的です。巻末には出題頻度順の重要用語集も掲載されており、総復習にも活用できます。
ITパスポート試験の合格を目指す方にとって、アウトプット中心の学習を進めたい場合に最適な一冊です。

かやのき先生のITパスポート教室

ポイント:着実に知識を身に着けて学習したい初心者におすすめの参考書

初学者でも安心して読み進められるやさしい語り口が特徴の参考書です。イラストや図解を多用し、難しい専門用語もかみ砕いて丁寧に解説されているため、ITに苦手意識のある方にも最適です。各章の内容は試験範囲を網羅しつつ、重要ポイントに絞って効率よく学べる構成になっています。章末の確認問題で理解度をチェックできるため、知識の定着と弱点補強にも効果的です。これからITパスポート試験を受ける方にとって、基礎固めにぴったりの一冊です。

かんたん合格ITパスポート過去問題集

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ポイント:効率よく重要度の高いテーマを中心に学習できる幅広い層におすすめの参考書

出題傾向に沿った厳選問題で効率よく実力を伸ばせる人気の問題集です。最新のITパスポート試験に対応しており、重要度の高いテーマを中心に学習できる構成になっています。各問題にはわかりやすい解説がついており、初心者でもつまずくことなく理解を深められます。巻末には模擬試験形式の問題も収録されており、本番前の実力チェックにも活用できます。初学者から短期合格を目指す方まで、幅広いレベルに対応した実践力強化にぴったりの一冊です。

『ITパスポート絶対合格の教科書』著者による、最短絶対合格のコース!(udemy)

ポイント:動画による講義形式で初心者にも理解しやすいおすすめの動画教材

『ITパスポート絶対合格の教科書』の著者が解説している最短合格を目指すための人気Udemy講座です。ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野をしっかりカバーしており、試験範囲を効率的に学べる構成となっています。スライドと音声解説による丁寧な講義形式で、IT初心者でも理解しやすい内容が魅力です。過去問の傾向を踏まえて重要ポイントを中心に解説しているため、短期間での合格を狙う方にも最適です。2025年6月時点でレビュー評価は4.4と高く、スキマ時間で学べる手軽さから、初学者にも支持されているおすすめの動画教材です。

👉【ITパスポート試験】6年連続売上No.1『ITパスポート絶対合格の教科書』著者による、最短絶対合格のコース

【業務に活かせる】ITパスポート+基本情報技術者を”理解しながら”学ぶ講座(udemy)

ポイント:実戦的な講座内容で基本情報技術者試験を見据えて学習したい方におすすめの動画教材

ITパスポート試験と基本情報技術者試験の重複分野を効率よく学べる構成で、生成AI(ChatGPT など)についても触れているため、最新のシラバスにも対応しています。講義内容は実務的かつ実践的で、GAFAM出身講師による現場の視点が加えられており、単なる資格合格以上の学びが得られます。ネットワークやセキュリティ分野が苦手な方でも、基礎からしっかりカバーしているため入りやすく、自信を深められます。また、この講座は2025年7月時点で最新更新されているため、シラバス Ver.6.4・試験要綱 Ver.5.4 にも対応しているのが安心材料です。2025年6月時点でレビュー評価は4.3と高く、実践的に学べる講座内容である事から初学者にも支持されているおすすめの動画教材です。

👉【業務に活かせる】ITパスポート+基本情報技術者を”理解しながら”学ぶ講座

ITパスポート試験合格者の事例(合格体験記から引用)

実際にITパスポート試験に合格した人が、どのような参考書を組み合わせて使いこなしていたのかを知ることは、効率的な学習にとって非常に有益です。
自分の知識レベルや学習スタイルに近い合格者が選ぶ参考書をぜひ参考にしてみてください。

【事例①】 ほとんどIT知識0の状態から1ヵ月で合格(医療業界看護師)

利用した参考書:
①いちばんやさしいITパスポート

受験前の知識レベル
別業界でほとんどIT知識ゼロの状態から学習。
学習方法
全くの違う畑で用語も慣れないものばかりだったため、まずは参考書全部一読して学習を初めました。その後は過去問を解き始め、分からない箇所が出てきた際は参考書で確認するようにしました。またそれでも理解が深まらない部分についてはYouTubeの説明動画で知識を深めるようにして学習を進めました。

参考情報:
看護師が1カ月でITパスポート試験に合格 – みんなのIT資格

【事例②】スキマ時間を活用して2カ月で合格(通信業界営業職)

利用した参考書:
①ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集

受験前の知識レベル
テクノロジ分野の出題内容を中心に初めて触れる用語が数多くある状態
学習方法
学習方法については、テキストは買わずに『パーフェクトラーニング 過去問』を何度も解く勉強方法で学習を進めました。家族がいる会社員なので、会社からの帰宅後や土日はあまり時間が取れません。そのため出社前や仕事が終わった後の時間を使う事で勉強を進めていきました。
『パーフェクトラーニング過去問』で解説を読んでも分からない言葉についてはインターネットで調べてノートに書き出し、後で見直せるようにしました。ノートには線を引いて左側に用語を記入し、右側にその説明を書く事で用語を見たときに説明が思い出せるかを隠しながら覚えていきました。
ITパスポートについては暗記が重要になるため、過去問をひたすら解けるようにすることが合格への近道になりました。
参考情報:
通信業界の営業社員が2ヶ月(80時間)でITパスポート試験に合格 – みんなのIT資格

その他のITパスポート試験の合格体験記を参考にしたい方がおりましたら、ぜひこちらの記事をご覧ください。

まとめ

ITパスポート試験の合格を目指すうえで、参考書選びは非常に重要なステップです。
最新の出題傾向に対応しているか、自分のITに関する知識レベルに合っているかを意識して、最適な一冊を選ぶようにしましょう。

また、実際にITパスポートに合格した人たちがどのような参考書を使っていたのかを知ることも、大きなヒントになります。
本記事で掲載している合格者の声や参考書に関する解説内容を踏まえて、ぜひ自分に合った参考書選びしてみてください。

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